社長・管理職の話し方教室(東京)|エイブラハム・リンカーンにスピーチを学ぶ
史上最高のスピーチは、誰のスピーチ?
皆さんは、歴史上で最もすばらしいスピーチは、誰のスピーチかをご存じですか?
これには諸説あって当然なのですが、ここではアメリカでの話をします。そのアメリカで史上最高のスピーチといえば、エイブラハム・リンカーン(以下、リンカーン)の「ゲティスバーグの演説」をあげる人が殆どなのです。
ちなみに、12月24日のライフ・ハックの記事でレオ・バボ―タ氏が、そのリンカーンの演説から現代のスピーカーが学べるポイントを解説していますので簡単に紹介しておきます。
スピーチの目的を明確に、感謝の気持ちをもって
1.形式にとらわれた内容にするのではなく、最初に聴衆へ感謝する気持ちを忘れてはならない。リンカーンも同じことを実践し、自身のスピーチに聴衆の耳を傾けさせている。まずは、聴衆と心を通わせることが大切だ。
2.ただ単に話すだけではなく、目的を持ってメッセージを伝えるべきで、聴衆に何らかのアクションを起こさせる内容にすると良いだろう。リンカーンは北軍の勝利に向け、改めて団結させるためにスピーチを行っている。
話し方教室の要点「スピーチの達人でもない限り、練習に手を抜いてはならない!」
1.最初に聴衆へ感謝する気持ちを忘れてはならない。
2.目的を持ってメッセージを伝えるべきである。
さて本学でも、「聴衆への感謝の気持ち」を言葉にするようにお教えしています。それも、まず最初に!です。なぜなら、スピーチの終了間際などに、感謝の気持ちを伝えようとしても、忘れてしまうことがありますし、そもそも聴衆がいなくなっていることも考えられるからです。
そして、もっと大切なことを述べましょう。それは準備、練習です。実はリンカーンであっても最後の原稿ができるまで、様々なバージョンを書き続け、練習に練習を重ねていたといいます。私達はリンカーン以上に努力をしなくてはならないはずです。
その練習を重ねるうちに、話の内容をよりイメージしやすいフレーズをつかむことができるようになりますし、またより伝わりやすい話し方を思いついたりすることもできます。熟練の優れたスピーカーでもない限り、私達はスピーチをする際には何度も練習を重ねること。これは本番で成功するための必須条件といって間違いありません。
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