社長・管理職の話し方教室(東京)-難しい内容を話すなら、先に大きな枠組みを示せ!

あなたの話、社員に理解してもらえてますか?

経営者や経営幹部が社員に対して画期的な内容をプレゼンする場合、社員の中には、内容を理解できない人がいるかもしれません。社員が理解に苦しむようなプレゼンテーションは、お勧めできるはずがありません。

そこで今回は、プレゼンのスキルをご紹介することにします。プレゼンテーションで分かりやすく説明するには、先に大きな枠組みを示した上で、その後、詳細を説明する方法が効果的になります。

大きな枠組み・全体像を先に示してプレゼンテーションを

プレゼンでは、大きな枠組みや内容の全体像を先に示し、その上で具体的な内容を説明すると効果的です。この方法は、特に、難しい内容のプレゼンを行うときほど有効になります。

難しい内容をプレゼンするとき、聞き手に理解してもらおうとして、具体的な内容だけを説明してしまうことが少なくありません。しかし、より理解を深めてもらうためには、「先に大きな枠組みを示す」ことがより大事になります。

全体像や大きな枠組みを先に示すことで、聞き手は大まかな内容を理解しながら、プレゼンに耳を傾けることができるのです。

「商品開発」のプレゼンにチャレンジしてみよう

例えば、何年か前に「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれましたが、インスタ映えを意識した商品開発のプレゼンをするとしましょう。

こんな場合、プレゼンに慣れていない話し手は、具体的に開発する商品の内容について、すぐに説明したくなるものです。しかし、そこはあわててはいけません。プレゼンターは、先に大きな枠組みを示すことが肝心です。

「我が社は、『インスタ映え』に積極的に取り組む人をターゲットとして、商品開発を進めています。その目的は~~。そして、そのために3つの重点方針〇、〇、〇を定めて開発に取り組んでおります」

その上で、「では、実際の開発商品について、ご説明いたします」とプレゼンするのです。

いかがですか? いきなり開発商品を説明するよりも、上記のように大きな枠組みを先に示すことで、聞き手はより興味を持って説明を聞くことができるのではないでしょうか。

経営者やビジネスリーダーは、社員と積極的にコミュニケーションをとること、そして、難しい内容を分かりやすく社員に伝えることが大切です。あなたは、プレゼンにおける適切な話し方を身につけていますか?

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■ 社長・管理職の話し方教室ブログ提供/©スピーチ,リーダーシップ開発の名門・社長スピーチ研修所/社長スピーチ研修所所長, 日本コミュニケーション学院総長 酒井美智雄