社長・リーダーの話し方教室|部下のモチベーションを高めるスピーチとは?

人を動かすスピーチとは

リーダーはリーダーシップを発揮しなければなりません。すなわち、部下に進むべき方向性を示し、部下を動機付けなければならないのです。そして、どうやって部下を動機付けるかと言えば、大勢の部下が対象なら、それはスピーチで、ということになります。

部下にモチベーションを与えるスピーチは、確かに難しいものです。しかし、コツはあります。話す際のボリューム、明快さ、スピード感、そしてエネルギーが関係しているといわれます。そしてそれらのスピーチ・スキルは訓練で向上できるものになっています。ですから、もし「動機付けが難しい」と悩むヒマがあったら、リーダーは訓練をすればよいのです。

制圧的な話し方では、モチベーションは下がる

他人を動機付けるには、話に説得力が必要です。心理学者のニック・ホブソン博士が、人を動かすスピーチに必要なものは何かを調べた最近の研究論文をもとにヒントを説明しています。

研究者たちは、28の文章を俳優たちがボリューム、スピード、エネルギーなどを変えながら、中立的、意欲的、制圧的なスピーチをそれぞれ行い、18歳から45歳までの聞き手がどのような反応をするか調べています。その結果として、「制圧的な話し方」は相手のモチベーションを下げることがわかっています。

博士は、相手を動かすスピーチは持って生まれた素質ではなく、学習された能力であることを強調しています。日々の練習と努力で向上できるものだと言っています。ポイントは、前述しましたように話す際のボリューム、明快さ、スピード感、そしてエネルギーが大事になります。

人を動かすスピーチスキルは、訓練次第でレベルアップできる

さて、以下では、明確に伝わる声のボリュームとトーン、論理的にはっきり、スピードはゆっくり、熱く語るスキルの訓練法について簡単に述べておきましょう。

まず、「明確に伝わる声のボリュームとトーン」の習得についてです。この習得には、ボイストレーニングをすることが必要になります。そのポイントは、50音を明確に出すことと、腹式呼吸を用いることです。

次に、「論理的にはっきり」述べることの習得法について。これは論理思考を鍛え、結論から先に述べる話し方を訓練することが大事です。また、「ゆっくり話す」ことの習得なら、ボイストレーニングの際に、「ゆっくり朗読する」こともあわせて行えばスピード感を習得できるようになります。

そして最後の「熱く語る」スキルの習得です。これには堂々とした態度とジェスチャーの訓練が必要になります。しかし、じつはスキル以前に、自らが、自分の話の価値を確信することの方がより重要なのです。こうしなければ現状を打破できない。こうしなければ未来に損失が生ずる。こうしなければ我々はハッピーになれない、そんなスピーチの中身に対する確信が肝心なのです。その確信があれば、自ずと熱く語れるようにもなります。

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