話し方教室「リーダーに求められる効果的コミュニケーションの方法とは?」(社長・経営者講座東京)

リーダーの効果的なコミュニケーションとは

経営職や管理職として、チームのメンバーとの関係を深め、連携をとることは極めて大切なことです。しかし、そのためのコミュニケーションはなかなか難しいものでもあります。

たとえば、チームメンバーに定時退社を促すために「(声を大きくして)仕事を素早く終わらせろ!」と言ったとします。それで効果的なコミュニケーションになるでしょうか?たぶん、実際のところ、たいした効果はないことでしょう。

今回は、リーダーの効果的コミュニケーションについて述べてみます。

リーダーは曖昧さを排除したメッセージを伝達する

さて、リーダーのメッセージは、明確で、具体的であることが肝心です。

先ほどの定時退社を促すケースなら、「仕事を18時までに終えよう。これは今期の経営方針でもある。ヘルプが必要な人はいるか?」と言えばメンバーの反応は違ってくるのではないでしょうか。

もちろん、そのメッセージ通りの行動をリーダー自身もとることは当然です。なぜなら、メンバーは、リーダーの言行一致を常に見ているのですから。

リーダーはメンバーとのコミュニケーションの壁ができないようにする

チームが最も生産性の欠く状態として、「リーダーとメンバーが、問題や課題について気軽に話し合えない関係になっていること」があります。そんな「コミュニケーションの障壁」ができてしまうと、チームメンバーは疎外感を持ってしまいますし、相互の信頼関係も崩れていってしまいます。

コミュニケーションの壁を作らないために、リーダーは、いつでもコミュニケーションをとれる環境を用意することが大事なのです。

ちなみに、いつでもコミュニケーションが取れるようにすることは大事ですが、そのコミュニケーションの際に、「リーダーはチームメンバーの意見に常に同意する必要はない、常に提案を実行する必要はない」ということは知っておいてください。同意することが大事なのではなく、「様々な声に、しっかりと耳を傾ける」、その姿勢を常に示すことが肝要なのです。

もっとも、ささいな提案でも実行しない場合は、合理的な理由をメンバーに伝えることは大事です。何年か前に、とある農業大学の生協に、学生が「牛を1頭おいて欲しい」とリクエストしたことがありました。

その冗談のようなリクエストでも、生協職員は放置せずに、しっかりと返事しています。「理事会にはかりました。残念ですが、否決されました。即決でした!」と。

コミュニケーションは「受けたら、返す」。これは大原則なのです。

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