社長・管理職の話し方教室(東京)-効果的コミュニケーションを実施するために

最重要リーダーシップ・スキルは、効果的コミュニケーション

経営者のリーダーシップ養成や事業変革にかかるコンサルタントであるヴィッキー・ウエブスター氏とマーティン・ウエブスター氏は、8月28日、効果的なコミュニケーションについて記事にしました。

両氏は、リーダーシップ・スキルの中で、効果的なコミュニケーションは最も重要なものであり、リーダーにとって、効果的コミュニケーションは、変化を成し遂げるための基盤と言っています。

確かに、どんなビジネス領域でも、経営陣の「効果的コミュニケーション」は、ビジネス成功のカギといってよいものです。しかし、その効果的コミュニケーションには障害もあります。

効果的コミュニケーションには障害もある

両氏は、5つのコミュニケーションの障害を挙げています。

1.メッセージをいつ、どのように伝えるかわからないという不安。

2.面と向かって伝えるべきことをメールで済ませてしまう。情報伝達方法の誤り。

3.メッセージを受ける人々が、情報を解釈するために必要なトレーニングを積んでいない能力不足。

4.発信側と受け手に、メッセージに対する異なる仮定があることを示さないで発信。

5.両者がまったく異なる展望から状況を見る相容れない立場として、コミュニケーションを回避。

話し方教室の視点「『効果的コミュニケーション』のための障害を克服する!」

ここでは、上記の5つの障害の対策を考えてみましょう。

1.メッセージをいつ、どのように伝えるかわからないという不安には、次の対策をすれば良いでしょう。

まず、メッセージの「重要度」と「緊急度」をランク分けします。そして、Aランクはいつ、どのように伝える。Bランクはいつ、どのように伝える。Cランクは~と、あらかじめ決めていることで解決できます。

2.面と向かって伝えるべきことをメールで済ませてしまう。情報伝達方法の誤りついても、同様に考えられます。例えば、Aランクは対面で。Bランクは電話をメールで。Cランクはメールで、という具合にあらかじめ決めておけば良いのです。

3.メッセージを受ける人々が、情報を解釈するために必要なトレーニングを積んでいない能力不足。これには、会社が「教育訓練プログラム」を準備することで解決できます。

4.発信側と受け手に、メッセージに対する異なる仮定があることを示さないで発信。これは、要は「相手の立場に立って考えてみる」ということができているかどうか、ということでしょう。この解決にもやはり教育訓練です。

私なら「ディベート」プログラムを推奨します。なぜならディベートには、自説の弱みを検討するために、「自説に反対の立場」でも物事を考える、というシステムが組み込まれているからです。

5.両者がまったく異なる展望から状況を見る相容れない立場として、コミュニケーションを回避。これはもはや「最悪」といってよい状態です。そうならないようにするのが経営職にあるリーダー、とりわけトップリーダーの仕事です。

「両者が全く相容れない立場であっても、コミュニケーションで解決していく」、そんな企業風土をリーダーは作っていかなければなりません。そうでなければ「効果的コミュニケーション」など、実現できるはずもありません。

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