社長・経営者の話し方教室(東京) -デジタル時代のコミュニケーション!いかに聞き手の注意を引き付けるか
デジタル時代のコミュニケーションに欠かせないもの
「ハーバード・ビジネス・レビュー」では、コミュニケーションにおいて聞き手の注意を引き付けるアプローチを紹介している。
情報に溢れ、変化の激しいデジタル時代では、コミュニケーションを成功させるうえで聞き手の注意を引き付けることが最重要となる。
聞き手のエンゲージメントを高めて、話し手に注意を向けさせる
まず、聞き手の興味・関心を積極的に集め、話し手に注意を向けさせる。しかしながら、相手の注意を自分に向けさせるほど難しいことはない。
注意を引くアプローチを積極的に展開するだけでなく、興味・関心、注意を引き付けながら話し手と聞き手の関係性を強固なものにする努力が求められる。
つまり、聞き手のエンゲージメント(つながり、関係性)を強めることだ。聞き手のエンゲージメントが高いほど、聞き手に長い時間集中してもらえる。聞き手の集中力を切らさず、注意を引き続けられる。話し手が発する言葉に対する理解や共感は増し、話し手のメッセージはより効果的に伝わる。
聞き手に質問、身体的な関与を促しコミュニケーションに参加させる
ただし、聞き手の注意を引き付けるには、聴覚的情報と視覚的情報では足りない。
そこで、聞き手の身体的な関与を加えてみる。身体と脳は連動している。そこで、ビデオを視聴してもらう、配布資料を読んでもらう、手を挙げてもらうなど、聞き手の参加を促す。
また、質問を投げ掛けてみるのも有効である。人は質問をされると、ほぼ自動的に質問の答えを考え始め、積極的に参加するようになる。
このようにエンゲージメントを強めるには、聞き手がコミュニケーションの参加者になることが必要である。受動的ではなく、能動的になることで注意も持続する。
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■ 社長・管理職の話し方教室ブログ提供/©スピーチ,リーダーシップ開発の名門・社長スピーチ研修所/社長スピーチ研修所所長, 日本コミュニケーション学院総長 酒井美智雄