社長・経営者の話し方教室(東京)-リーダーは議論の行き詰まりを打開せよ!

会議や議論の行き詰まりをフレーミングスキルで打開する

ビジネスでは会議や議論が「行き詰まる」ということがある。Harvard Business Reviewでは、その状態を打開するためにはリーダーがフレーミングスキルを身につけることが重要だと指摘している。

フレーミングとは、「枠組み」「骨組み」という意味だが、ある意見に対し、ものの見方や言い方を変えて、別の観点で「枠組み」を作ることで、議論している内容の印象を変え問題解決や意思決定などに影響を与えるスキルだ。

たとえば「5つしかない」を「5つもある」という考え方にシフトすることで物事を発展できる可能性がある。フレーミングを実行するにはいくつかの手法が存在する。

フレーミングを実行するステップとは

① はじめにすることは、行き詰まりの原因を特定すること。

意見の相違か、行動の矛盾かなど、現時点で発生している状態を理解し、前進を妨げている問題の核を自問してみる。なぜなら、(自分の)意見は過小評価されている、または、その行動は間違っていると感じ感情的になっている可能性があるからだ。

② 問題を理解したところで、次はどのよう打開策が存在するかを考える。

これは視点を変えたり、別の側面から考えたり客観的な姿勢で取り組むことで偏見を防ぐこともできる。

③ そして観察した内容を説明する。

ここでは自分の意見や判断を述べるのではなく、まずは理解した事実が優先だ。その内容について他者を巻き込んで議論し、別の観点をすりあわせることで新しい「枠組み」を作ることができる。

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■ 社長・経営者の話し方教室ブログ提供/©スピーチ,リーダーシップ開発の名門・社長スピーチ研修所/社長スピーチ研修所所長, 日本コミュニケーション学院総長 酒井美智雄