社長・管理職の話し方教室(東京)-リーダーは、従業員の話を聞くこと、フィードバックすること

管理職は従業員個々の役割を明確に示す

組織におけるリーダーの効率的なコミュニケーションは大事です。効率的コミュニケーションで、従業員との関係性を強められるほか、革新的なアイデアや問題解決法の発見にもつながります。

しかし、その前提として、管理職はスタッフ個々の役割を明確に示していることが大事です。そうすることで、従業員は仕事における存在意義を高められるのですから。管理職は常日頃から、部下と1対1のミーティングや面談を行い、意思疎通を図り、信頼関係を醸成しておく必要があります。

部下の話を「聞く」ことは管理職の仕事

さて、管理者が従業員と話すときには、一方的なコミュニケーションにならないように気をつけなければなりません。つまり、従業員に考えを押し付けてしまうことに注意することが肝心です。そのためには、コミュニケーションに際しては「聞く」ことを優先して臨むことです。

ちゃんと聞くことで、相手の伝えたいことを正しく理解することが可能ですし、アイデアを得ることもできます。「聞く」ことは、「管理職の仕事」と捉えていることが大切でしょう。

「聞きっぱなし」ではなく「フィードバック」を忘れずに

さて、管理職は部下の話を聞かなければなりません。しかし、「ただ聞く」だけではコミュニケーションとはいえません。適宜フィードバックが必要になります。しかし、そのフィードバックは、攻撃的・批判的なものではなく「建設的」なものにすべきです。

たとえば従業員の意見や提案に対して、「それはダメだ」と攻撃しないで、いったん受け止めることは大事です。「なるほど、そんな考えもあるか」。「今度の会議にはかってみようか」とフィードバックするのです。そうすることで、従業員は自ら進んで上司に意見や、アイデアを発信するようにもなり、職場の良い環境づくりにもつながっていきます。

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