社長・管理職の話し方教室(東京)|より良いチームにするための、効果的コミュニケーションとは?

リーダーは、チームメンバーの話に耳を傾けることで、様々な気づきを得られる

リーダーは職場において、チームメンバーと良いコミュニケーションをとることで、効率的に仕事を進めることができます。人との結びつきを強くすることが、そこで起きる様々な問題の解決にもつながるのです。

しかしながら高い役職に就いている人ほど、他人の話を聞かず、一方的に自分の話をする傾向にあるようです。高い役職に就いている人は、しっかりとチームメンバーの話に耳を傾けることが大事です。そうすれば新しいアイデアが得られたり、気づかなかった職場の問題に気づいたりします。そうすることで職場環境の改善も可能になっていくのです。

リーダーとメンバーが気軽に話せる「スペース」が欲しい

リーダーは、できればメンバーが気軽に出入りできて、オープンな雰囲気で話せるスペースを設けておくことが望ましいといえるでしょう。そうすることは、もしあなた自身が話すときにも、ほかのものに気をとられず話ができて好都合になります。

また、メンバーとのコミュニケーションの際には、あなた自身が相手を尊重し、話をよく聞くことが大事です。そうすれば、きっとメンバーも相手を尊重して人の話を聞くようになることでしょう。リーダーの振る舞いは、メンバー達に見られている、ということを忘れないでください。

リーダーとメンバーは、月に1度は、1対1で話し合うこと

さて、リーダーとメンバーとのコミュニケーションは、「定例」と、そのほか「必要に応じ」て実施します。また「集団」と「個別」で実施します。

「定例」とは、月に1度、週に1度というぐあいに、あらかじめ日程を決めているということです。「必要に応じ」とは、何か大事なことが発生したときに、その都度実施することになります。

多くの組織では、集団で行う定例ミーティングや会議は定めていても、リーダーとメンバーが1対1で行う話し合いの日程を定めてはいないのではないでしょうか。しかし、1対1の話し合いはとても重要です。

なぜなら、集団ミーティングでは、仕事だけの話にならざるをえません。つまり、プライベートの話ができないのです。しかし1対1の個別ミーティングなら、仕事だけではなく、プライベートについてもメンバーの話を聞けるのです。そうすることで、リーダーと各メンバーとの間にある壁が徐々になくなり、より深い信頼関係をきずくことが可能になっていくわけです。

ですから、リーダーはメンバーとの個別ミーティング、1対1の話し合いの機会も定例化してください。どんなに忙しくても、1カ月に1回は設けることが大事だと思います。

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