社長・管理職の話し方教室(東京)-伝わるスピーチ!率直な思いをスピーチに込める

スピーチの「無難な言葉」は、つまらない!

長年スピーチを行っていると、スピーチの表現が無難な言葉になってくることがあります。

スピーチをする側としては、無難な言葉であれば当たり障りなくスピーチできます。しかし聞き手にとっては、その当たり障りのないスピーチはつまらなく感じてしまうものでもあるのです。

スピーチで自分の思いをキチンと伝えたいなら、自分の思いが詰まったオリジナルな言葉を使ってみることをお勧めします。

「その日の天候」からスピーチを始める、ありがちなパターン

スピーチで、特に無難な言い回しになりやすいのが、スピーチの出だしです。スピーチの出だしでは、その日の天候をベースにした言い回しがよく見られます。

例えば、イベントでの挨拶で「今日はポカポカとした暖かい日で、イベント日和の一日となりました」というように、無難な出だしからスタートするスピーチを耳にしたことがある方は、少なくないでしょう。

スピーチに慣れていない方や、あがり症の方ならこのスピーチでも差し支えないと思うのですが、スピーチの経験が豊富な社長や経営者の方なら、もうひと工夫したいところです。自身のオリジナルな言葉でスピーチしてほしいのです。

自分の率直な気持ちを言葉にして、聞き手をつかむスピーチを

そこで、こんな感じのスピーチはいかがでしょうか。

「いよいよ、待ちに待ったイベントの日がやってきました。私はもう、昨晩は眠れませんでした!皆さん、今日は心ゆくまで、存分に楽しみましょう!」と。

これなら話し手が聞き手とコミュニケーションをとっているようで、楽しい気持ちがをストレートに伝わってきませんか?

聞き手に伝わるスピーチをするためには、自分自身の気持ちを率直に表せばよいのです。言葉というものは、ホントの思いや実感が込められていると、相手に伝わりやすくなるのですから。

皆さんも、スピーチの際には、楽しい気持ちや意欲的な気持ちなど、ご本人の実感を言葉にして話をしてみてください。いつもと少し違う聞き手の反応を確認できるに違いありません。

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■ 社長・管理職の話し方教室ブログ提供/©スピーチ,リーダーシップ開発の名門・社長スピーチ研修所/社長スピーチ研修所所長, 日本コミュニケーション学院総長 酒井美智雄