社長・管理職の話し方教室(東京)-リーダーの積極的なコミュニケーションが従業員のやる気と生産性を高める!

「伝えたから、(相手は)理解した」と思っていないか?

リーダーと従業員のコミュニケーションが重要だと示すデータが多いにも関わらず、実際に部下との情報共有を密にしているリーダーは多くない。THE ALPENA NEWSでは、これらビジネスリーダーの誤りの傾向を分析している。

リーダーの間違いの1つは、「伝えた」と思い込むことだ。これはコミュニケーション全体にとっても課題であるが、自分が「伝えた」から相手が「理解した」と結論づけてしまう傾向がある。

そのため、従業員の態度や理解度をチェックしておくことが大切になる。

情報をオープンにすることで従業員のエンゲージメントも育まれる

次に、従業員が知る必要はないと考えるリーダーもいる。企業イメージや情報漏えいに関わる可能性があるため、すべてを話すことはできないときがあるが、コミュニケーションは「All or Nothing」ではない。

企業に関わる問題に関与する部署でなくても、知りたい・参加したいと考える従業員も多い。

情報提供はエンゲージメントを育むために大切な要素であり、問題がある場合は状況やプロセスを説明しながら、情報を更新して知らせることなどをきちんと伝えておくことが望ましい。

※「エンゲージメント(engagement)」:従業員の会社に対する愛着心や思い入れ。

リーダーは「コミュニケーションの価値」に気づく必要がある

また、リーダーの中には従業員とのコミュニケーションを取っていないという事実に気づいていないケース、コミュニケーションの価値に気づいていないケースもある。

リーダーからの明確で積極的なコミュニケーションは、従業員の誤解ややる気、生産性に関わる重要な要素であることを認識することが重要である。

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■ 社長・管理職の話し方教室ブログ提供/©スピーチ,リーダーシップ開発の名門・社長スピーチ研修所/日本コミュニケーション学院総長 酒井美智雄