社長・管理職の話し方教室(東京)-投資家相手の社長のスピーチは、率直な話し方と合理的な説明が最重要!

社長の投資家向けスピーチ・プレゼンのポイント

カリスマ性がありリーダーシップに溢れているCEOにとって、従業員や消費者を説得することは難しくないだろう。しかし、投資家やアナリスト相手では彼らを説得できないどころか、そのカリスマ性が裏目に出てしまう可能性がある。

ハーバードビジネスレビューでは、CEOの投資家向けプレゼンテーションのポイントについてアドバイスを行っている。(2022/5/10)

自信と謙虚さを持ち、落ち着いた態度で話す

投資家は、CEOに対して自信と同時に謙虚さも求めている。過度に楽観的であったり、挑戦的であったりすると信頼されにくい。投資家は現在の状況よりも、将来性を評価する。つまり、先を考えていない、または現状に満足している状態の企業を評価をしない傾向にある。

話すときは、姿勢を正して落ち着いた態度をとる。プレゼンテーション中は休みなくPRするのではなく、意図的に間を置いて次に何を話すか期待させることも必要だ。

また投資家相手に怖じ気づくのは良くない。彼らは信頼できない相手に投資をしたいとは思わないからだ。落ち着いて、組織の進むべき方向性を明確に話す。解決するべき問題がある場合は、組織のアプローチを投資家達に投げかけ、評価させるのも有効である。

投資家相手のスピーチは、率直な話し方と合理的な説明で信頼を得ること

そして経営上の問題など、言いにくい内容も正直に話す方が印象が良い。組織が全て完璧であることは難しく、現実的ではないからだ。課題などを話すときは、専門分野の説明も出てくるためできるだけ分かりやすくシンプルに説明する。

投資家相手には、スピーチのスキルを披露するのではなく、率直な話し方と合理的な説明で信頼を得ることが最重要事項となる。

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■ 社長・管理職の話し方教室ブログ提供/©スピーチ,リーダーシップ開発の名門・社長スピーチ研修所/社長スピーチ研修所所長, 日本コミュニケーション学院総長 酒井美智雄