社長・管理職の話し方教室(東京)|ロナルド・レーガンに学ぶコミュニケーションスキル
ロナルド・レーガンのリーダーシップの秘密
リーダーシップ研究を行う「エマージング・リーダーシップ・ジャーニーズ」では、ロナルド・レーガンのリーダーシップについて解説しています。
彼が「偉大なコミュニケーター」と言われた秘密は、いったいどこにあるのでしょうか。
レーガンの効果的コミュニケーションスキルとは?
さて、効果的なコミュニケーションには、「情報の提供」以上のものが必要になります。なぜなら私達は、情報を論理だけで受け取るのではありません。情報を感情でも受け取っているからです。
したがいまして、効果的コミュニケーションとは、論理だけではなく「感情にも訴える」コミュニケーションということになります。
ロナルド・レーガンは、まさにこのコミュニケーションスキルに長けていた、というのです。
曰く「彼に大統領としてのカリスマ的な能力があったわけではない。しかし彼のコミュニケーションスタイルは、カリスマ的なものとして認識されている」とのことです。
ご存じの方も多いと思いますが、彼は若い時代にアナウンスや俳優の経験があります。その時に、明瞭で安定した声、表現力に長けたジェスチャーを習得しているのです。その表現力で感情に訴え、聴衆を魅了するスピーチができた、というわけです。
ちなみに、彼の2005年の全米大統領就任演説は、歴代大統領トップ3に加えられています。
逸話やジョークを用い、聴衆にとって重要なテーマでスピーチ
また彼は、聴衆の関心や注意を保持するため、「逸話やジョーク」なども大いに活用したといいます。そうした親近感がさらに信頼性を高めたともいわれています。
さらに、スピーチのテーマは「子ども」、「お金」、「国」、「未来」など、聴衆にとって重要なもので構成されていました。それが国民の注意を引きつけ、彼の支持率やカリスマ性にもつながった、と分析されています。
(2018/10/22ブログ更新,2017/04/22初出)
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