社長・管理職の話し方教室(東京)|なるほど、と感じさせる社長のスピーチ!『名言・格言』を活用しよう

聞き手を感動させるスピーチは難しいもの

経営者としてスピーチを行うなら、聞き手に「なるほど」と感じさせたいものです。しかし、聞き手を感動させるスピーチを行うのはなかなか難しいものです。

そこで、スピーチに「名言や格言」を用いてみることにしましょう。スピーチの中に、自然な感じで名言を組み込めば、聞き手の心に残る話になります。普段から、スピーチに使えそうな名言を探してみるのも良いことです。

「名言」を入れることで、スピーチが印象的になる

スピーチに名言を入れる場合、あくまでも自然な感じが大事です。

例えば、「常に自分を信じて行動することが大切なのです。漫画家の手塚治虫氏は『人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ』と述べています」というような感じです。

上記のように、スピーチの中で説明した内容を、名言を用いてさらに明確化させる、という流れが有効です。自然な流れの中でスピーチに名言が出てくると、聞き手には強い印象が残ります。

また名言は、スピーチだけではなく、日常のコミュニケーションにおいても有効なものです。説明したい内容が、より伝えやすくなります。

名言の多用は、スピーチに逆効果になる

このように、名言を用いるとスピーチの内容が印象的になります。

しかし、名言の利用は基本的に一つだけにします。多くても二つ以下です。なぜなら、多用すると、名言ばかりが目立ってしまい、自分の主張が見えにくくなってしまうからです。

名言の多用は、「結局、何が言いたいのか分からない」スピーチになってしまいますので、注意してください。

そもそもスピーチというものは、あくまでも自分自身の考えや体験が主体であり、名言はあくまでも補足的な役割です。そのことを理解した上で、名言を活用したスピーチを行ってください。

話し方教室の要点「スピーチで名言、格言を活用する際のポイント」

1.スピーチに名言を入れる場合、あくまでも自然な感じが大事。スピーチの中で説明した内容を、名言を用いてさらに明確化させる、という流れがポイント。

2.名言の利用は基本的に一つだけ。スピーチというものは、あくまでも自分自身の考えや体験が主体であり、名言はあくまでも補足と考える。

さて、社長・経営者ならではの本格的なスピーチ術を学びたい場合は、本学「社長・経営者の話し方教室(東京)」が日本で一番実力が高まる講座です。お勧めいたします。

(2018/07/17記事初出,2018/09/14記事更新)

© スピーチの名門・日本コミュニケーション学院東京/スピーチ,パブリックスピーキング/学院総長・社長ブログ