話し方教室「リーダーシップ・4つの条件とは?」(社長・経営者スピーチ&コミュニケーション講座東京)

リーダーシップとは何か

社会心理学者チャルディーニ博士は、リーダーシップが取るべき4つの行動を紹介しています。それは、1.リーダー自身が確信を持つこと。2.冒険と開放感。3.タイミングを計る。4.基盤づくりを共有する。この4つです。

今回は、その4つの行動について解説を加えてみることにしましょう。

1.「リーダー自身が確信を持つこと」

壮大なプロジェクトでは、スタッフに不安はつきものです。「はたして、やり遂げられるのだろうか」という不安です。そんな時、スタッフはリーダーの顔を見ます。もしリーダーの表情に不安があると、スタッフはさらに不安になるのです。ですから、リーダーは堂々としている必要があります。

リーダーは、余裕のある顔つき・態度で、正直で正確なビジョンのもと、その価値をスタッフに理解させ、信頼を獲得することが大事です。それがプロジェクトの成功につながります。

2.「冒険と開放感」

「メールアドレスをくれれば、冒険ができますよ」という言葉に、リーダーの77%が反応するといいます。リーダーは、起こりうる変化や企業が打開すべき課題に向き合う準備がすでにできている、ということです。

つまりリーダーは、あらゆる状況を事前に検討して、そして起こりうることに対してプランを持っていなければならないのです。リーダー稼業は、図太いだけでは務まりません。それ以上に用意周到であるべきなのです。だからこそ開放的にもなれるのです。

3.「タイミングを計る」

周到に練り上げられた企画ならびにプロジェクトは大きな利益をもたらすものです。しかし、実行にはタイミングが重要です。もしタイミングを逃すと、たとえ道が正しくても、プロセスの修正に大変な労力を必要とします。

かつて、松下電器はマネシタ電器といわれていました。先行する企業の製品をマネシテ製品作りをしていたからです。しかし、いくら安くいい物を作ったとしても、それを市場に投入するタイミングを外したのでは売上げは上がらず、在庫の山になってしまいます。松下電器が成功した要因に「タイミングを捕らえるうまさ」があったといえるでしょう。

4.「基盤づくりを共有する」

チャルディーニ博士の実験では、単独の写真を見た人と、肩を並べた人々の写真を見た人とでは、その後の行動が違うといいます。プロジェクトを成功させるには一体感が必要で、リーダーにはその一体感を築く環境と基盤づくりが大切になります。

リーダーとは仲間の力を借りて、目標を実現する人です。リーダーは一人で仕事をするのではありません。人を通じて成果を生み出すのがリーダーの仕事なのです。リーダーがチームの一体感を築きあげられなければ、目標が実現されることもないでしょう。

(2018/11/06ブログ更新,2017/03/17初出)

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