社長・管理職の話し方教室(東京)-リーダーの部下との接し方・コミュニケーションの取り方!
部下への接し方でリーダーの能力が分かる
もし部下からの批難や攻撃を受けると、多くのリーダ達は反射的に、感情的に、反応してしまうのではないでしょうか。
しかしながらリーダーは、こんな時にも冷静さを保つように心掛けたいものです。その冷静な対応により、部下に対して、自分が信用・信頼に足りるリーダーであると示すことができるからです。
一方、批難に感情的に反論したらどうなるでしょう?
部下は「このリーダーは、理性的ではない。客観的に物事を見ることが出来ない」と受け取る可能性が高くなります。
望ましい対応は、部下の批難を受け入れて、自分の非を認めて謝罪することです。リーダーは常に「自分は完璧ではなく、仕事でもプライベートでもミスをおかす」と心に留めておくことが大切です。
リーダーは部下への「説明の仕方・話し方」を準備する
部下に対して仕事の目標や方針などを伝える場合、本来リーダーは、事前に言葉遣いや表現方法といった説明の仕方を考えて、準備する必要があります。
ところが私の見る限り、準備もなく、迂闊に伝えてしまうリーダーの方が圧倒的に多いのです。
特に、部下に重要な要件を説明する際には、異なる方法で、数回にわたって説明することが必要になります。いずれにしても、説明の際、リーダーは「部下を気にかけ、気遣っている」ことを言葉や態度で示す必要があるのです。
指示・命令も部下の立場に立って考えてみる
ご承知の通り、リーダーから指示を受けても、全ての部下が快く対応するとは限りません。部下には部下の事情というものがあるからです。「ガタガタ言わないで、命令だからやれ!」では、部下の心が離れてしまいます。
リーダーは、状況によっては部下の意見を聞く必要があります。「私は、この施策は会社としても、顧客にとっても大事なことだと思っています。あなたはどう思いますか」と。
もし反論されたとしても、感情的にならずに「なるほど。それでは、○○の目標を達成できる、ほかの良い選択肢を教えてもらえませんか」「これより良い提案なら、そちらを採用したい」と述べればよいのです。
リーダーは、「部下の立場に立って」考えてみて、そして気遣いを示す。これは有能なリーダーの条件と言っても過言ではないでしょう。
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