社長・経営者の話し方教室(東京)-海外でパブリックスピーキングを行う場合の注意点!

パブリックスピーキングでは、聴衆分析が極めて重要

「フォーブス」では、海外でパブリックスピーキングを行う場合、言葉の違いはあるものの、パブリックスピーキングの基本は同じであると説明している。

パブリックスピーキングにおいて、聴衆分析は極めて重要である。参加者リストを確認するだけでなく、基本属性(人数、性別、年齢、宗教、文化、信念・信条など)、参加目的、欲求やニーズ、知識レベルなど聞き手に対する理解を深める。

そして、綿密な聴衆分析に基づき、聞き手のニーズに応じて話の構成や展開、コンテンツや内容を考える。聞き手について正しく理解することにより、聞き手が求める情報を聞き手にとって分かりやすく伝えられる。

外国人の話し手が犯しやすいミスや間違いを関係者に確認する

海外はアンコンフォートゾーン(居心地の悪い場所)となる。コンフォートゾーン(居心地の良い場所)から出た状態でのパブリックスピーキングでは、自分が有する話し手としての才能、スキル、能力を信じ、自信をもってパブリックスピーキングに臨むことが重要である。

また、異文化コミュニケーションでは、思わぬ話題がタブーとなることもある。そこで、パブリックスピーキングを行うにあたり、クライアントに対して、外国人の話し手がパブリックスピーキングにおいて犯しやすいミスや間違いを確認する。

クライアントが常に正しいわけではないが、プロフェッショナルとして行動し、クライアントの好みや意見を尊重することが重要である。また、質問をするだけでも、話し手が言葉や文化の違いを考慮している姿勢を示せる。

時間に余裕をもって会場に到着し、設備や機材の確認をする

時間に余裕をもって会場に到着する。少なくとも開始1時間前には会場入りしていることが理想的である。特に、初めての会場ならば、早いに越したことはない。

また、早めに会場に着いたらステージや講演台などの設備、ホワイトボードなどの備品、音響やプロジェクターなど機材などを確認する。特に、設備や機材の確認は重要である。例えば、AV機器(オーディオ/ビジュアル機器)は世界共通の規格であるが、機材によっては国や地域によって異なる規格があるので注意する。

会場の備品や機材などの確認が早く済んだら、参加者とコミュニケーションを図ると良い。簡単な話であっても、開始前に参加者と会話を交わすことにより、緊張は解れ、良い雰囲気でパブリックスピーキングを始められる。

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■ 社長・管理職の話し方教室ブログ提供/©スピーチ,リーダーシップ開発の名門・社長スピーチ研修所/社長スピーチ研修所所長, 日本コミュニケーション学院総長 酒井美智雄